昔から禁煙車は高く売れると言われています。
タバコが嫌いな方は、車内にタバコのにおいがするだけでも気分が悪くなってしまうものです。
タバコを吸わない人が中古車を購入するときには、ほぼ間違いなく禁煙車を選ぶに違いありません。
いまは、タバコを吸う人よりも吸わない人の方が圧倒的に多いので、喫煙車であるというだけで売れる確率が下がってしまうことになります。
売れる確率が下がってしまうクルマを買取り業者が高く買う理由はありません。
そのため、喫煙車が査定を受けるときには、かなり不利になってしまうといえます。
タバコを吸わない人の方が多いという事実を考えた場合、禁煙車の買い取り額が高くなるというよりも、むしろ喫煙車がマイナス評価になると考えたほうがいいでしょう。
実際に私が車を売却したときのも、査定の担当者は「喫煙車と禁煙車のどちらであるか」を聞いてきました。
事前にそういうことを聞いてくるということは、車の査定において喫煙車か禁煙車かは査定をするにあたってとても重要なことなのでしょう。
どのくらい査定額に影響するのか具体的な数字は教えてくれませんでしたが、少なくとも1万円以上は違ってくるといったニュアンスに聞こえました。
このときの車の買い取り額は結果的に63万円となり、希望額の60万円よりもやや高かったので、そのままそこで売ることにしました。
後日、この業者の店頭に私が売却した車が並びましたが、「禁煙車」であることをしっかりとアピールしていました。
禁煙車をアピールすることで、より高く売れるのは間違いないようです。
しばらくしてから、別の買い取り業者で働く知人の話を聞く機会があったのですが、喫煙車の場合マイナス5万円程度は査定額に響いてくるとのことでした。
車内のニオイの程度でも違ってくると思いますが、禁煙車にくらべて最低でも3万円は違うようです。
知人の話によれば、タバコのにおいだけでなく、ペット臭もかなりのマイナス査定になってしまうそうです。
ペット臭は、喫煙車よりもさらに減額される可能性が高いとのことなので、将来的に車を高く売る予定があるのならば、なるべくペットを同乗させるのは避けたほうがいいかもしれません。