車を売ることになったときに用意すべき必要書類

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いま乗っているクルマを手放す状況というのは、人によりさまざまでしょう。

もっとも一般的な理由は、新たに車を購入するために今まで使用してきた車を下取りや買取店に売却するというものでしょう。

それ以外の理由としては、東京などの都心部に転勤になり、通勤に使っていた車が必要なくなったり、駐車場が確保できないために車を手放すというパターンもあるでしょう。

あるいは、海外赴任の辞令が出て数年海外に駐在することになったので車を手放すという方も少なくないようです。

車を手放す状況というのはこのようにさまざまな理由が考えられますが、会社の辞令による転勤などの場合、引越しまでにあまり時間的な余裕のないことが多いようです。

車を手放すにしても、あまりのんびりとはしていられません。

引越しの準備などでバタバタする中で、車を確実に買取り専門店などに売却しなければならないわけです。

そのためには、中古車売却に必要な書類を、あらかじめそろえておくとスムーズに事が運びます。

車を売るにあたって、まず必要になるのが自動車の車検証と自賠責保険証です。

この2つの書類は、大抵の場合は助手席のグローブボックスの内か収納スペースに入っています。

毎年納める自動車税の領収書も必要になります。

紛失しないように、その年の領収書は車検証などに挟んでおくといいでしょう。

自分自身の身分証明書も必要ですが、こちらは運転免許証のコピーで問題ありません。

あと、なくてもなんとかなりますが、あった方がいいのが定期点検の記録簿です。

これも通常はグローブボックスなどに入っており、定期点検のたびに整備工場の人が記録をつけているはずです。

中古車の場合、メーター改ざんなどの不正が行われることも多いので、こうした整備記録簿が残っていると、それが証拠になるために査定に有利になるといわれています。

あとは、印鑑証明や場合によっては住民表や戸籍謄本などが必要になる場合がありますが、これらは市役所に行けば簡単に手に入れることができます。

このように、車を売却する際に必要になる書類はそれほど多くありませんし、その多くは車のグローブボックスの中に入っていたり、市役所に行けばすぐに発行してもらえるものばかりです。

急な転勤などで車を売却することになったら、まずはこれらの書類を確認することから始めるようにしましょう。