kuruma-koshou-04-13

車の査定を受けるときに、マイナス評価となる項目にはさまざまなものがあります。

その中でもよく知られているのが、事故歴や過走行です。

過去に、事故によってフレームに影響が出るようなダメージを受けた車の評価は大幅に下がります。

また、年式に対して走行距離が大きくのびている、いわゆる過走行のクルマもマイナス査定となります。

1年あたりの走行距離は、1万kmを基準に査定に反映されます。

それ以下であれば査定にプラスになり、それ以上であれば過走行ということで査定はマイナスになります。

また、ボディの凹みや室内のニオイやシートの汚れなど、査定の際にマイナス評価となる項目は、たくさんあるわけです。

査定のプロは、ちょっとした車の不具合も見逃しません。

大きなマイナス評価となるのに、意外に知られていないのが電装系のトラブルです。

最近のクルマは、あらゆるものがバッテリーによって動かされています。

ライトやウインカーばかりではなく、エアコン、パワーウインドウ、電動ミラー、カーナビ、オーディオ、ワイパー、ドアロックなど、さまざまなものがバッテリーからの電気の力で動かされています。

実は、これらの電気で動く部分、つまり電装関係に不具合があると大きなマイナスポイントになります。

特に、大幅にマイナスポイントとなるのが、エアコンの壊れた車です。

特に、エアコンのコンプレッサーが壊れていると、かなりの修理費がかかるために、その分に相当する金額が、買取り価格からマイナスされることになります。

また、カーナビやオーディオなども、修理をするとなるとそれなりの出費を覚悟しなければなりませんので、不具合があれば大幅なマイナス査定となるのは当然です。

もちろん、ヘッドライトが点灯しなかったりウインカーが点滅しなかったりしたら、そもそも公道を走れませんし、車検も通らないので論外ということになります。

このように、最近のクルマはありとあらゆるものが電気で動く仕組みになっているため、電装関係のトラブルがあると大きなマイナス査定になるということを覚えておきましょう。